いよいよ事業開始!とともについて回る問題が会計帳簿。
帳簿のつけ方や簿記の勉強に時間を費やすより、本業に力を入れたいですよね…
お小遣いレベルの副業収入や利益がほとんど出ていない時期は、収入・支出が分かる簡単なエクセルなどで問題ありません。
ある程度利益が出てきたり、エクセルの入力が複雑になってきたら会計ソフトの導入をオススメします。
今回はフリーランス・個人事業主の方に向けて、大手会計クラウドソフトの ”弥生・freee・マネーフォワード” の3社をおさえておきたいポイントごとに比較します!
会計ソフト導入のタイミングは?
会計ソフトをいつから使うかは状況により異なりますが、大きく分けると事業開始当初からか事業を始めてしばらく経ってからです。
ほとんどの方が後者を選択すると思いますが、各々のタイミングを見比べてみましょう
事業開始当初から | お金で手間を解決したい人
事業をはじめたばかりだと、馴染みのあるエクセル形式を使う方が多いのではないでしょうか。
エクセル形式の帳簿は、国税庁HPや税理士事務所HPなどから無料でダウンロードできることがほとんどです。
ただし、どうしても手入力が多くなってしまうので手間がかかるのも事実
お金を出してでも手間を省きたい方や将来的に導入予定で早くソフトに慣れておきたい方は、はじめから会計ソフトを導入すると良いでしょう。
弥生の白色申告フリープランは、
会員登録すればなんとずっと無料で使える!
後から説明するよ〜
- 白色・青色申告問わず会計業務の手間を省きたい
- カードや銀行などと連携して自動化を図りたい
- 将来的にソフトを使いたいから早めに使いこなしたい
- お金で解決できることは優先したい
事業開始からしばらく経ってから | 利益が出て節税したい人
ある程度利益が出てくると、「節税」や「青色申告」といったことが思い浮かんできますよね。
逆にいうと、利益が出ていない〜赤字の段階では節税するところがないので、売上・経費が分かる簡単なエクセルでも問題ありません。
会計ソフトを導入しても初期設計や操作に慣れるまである程度労力が必要です。
それでも青色申告で必要な決算書や損益計算書・貸借対照表などを自動で作ってくれることが会計ソフトの魅力の一つです。
配布されているエクセルでも作成できるものがあるけど、
ソフトの方が操作性だったりQAサポートなどが豊富だね
利益が増えると当然税金も増えるので、青色申告を使って節税したいと思うタイミングで導入すると良いでしょう。
- 利益が出てきたから青色申告したい
- 使える経費の枠が増えたので効率化に繋げたい
- 簿記の知識がないから自動集計に任せたい
弥生・freee・マネーフォワードの比較
大手会計クラウドソフトといえば、 ”弥生・freee・マネーフォワード” の3社です。
株式会社MM総研の調査結果によると、個人事業主が利用しているクラウド会計ソフトは、
弥生が52.8%で最も多く、次いでfreeeが26.0%、マネーフォワードが15.3%の順です。
出典:https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=575
弥生はインストール型会計ソフトを1990年代初頭に発売した老舗企業で、群を抜いた知名度があります。
一方freeeはクラウド型会計ソフトのパイオニアであり、2012年からサービスを提供しています。
freeeの社長さんはなんとGoogle出身!
創業後常に急成長を遂げている会社だよ
マネーフォワードもfreeeと同様2012年からクラウド型ソフトウェアを販売しています。
マネーフォワードといえば
我が家でも使っている家計簿アプリ!
家計の見える化ができる優れもの
個人事業主のシェアは弥生が半数以上占めていますが、料金や画面などおさえておきたいポイントを各社比較してみましょう
比較❶料金
1番気になるのは使用料金ですよね
各社で表現が異なりますが、料金形態は同じ3パターンなのでプラン名を統一して比較します!
まずは白色申告版(年間料金)から
白色申告/年 | 弥生*1 | freee | マネーフォワード |
---|---|---|---|
ベーシック | 0円 | 11,760円 | 10,800円 |
スタンダード | 9,200円 | 23,760円 | 15,360円 |
プレミアム | 16,800円 | 39,800円 | 35,360円 |
弥生の1番安いプランは驚きのずっと無料です
サポート面がFAQのみでメールや電話などありませんが、確定申告書の作成や記帳の自動化など欲しい機能は搭載されています。
初期費用をおさえたい事業主にとっては本当にありがたいですよね。
ただし、弥生はどのプランでも1つの契約に対して1台のPCしか使うことができません。
事業を1人で行っていたり、従業員も同じPCでログインする場合は問題ありませんが、
2人同時にそれぞれのPCからログインできないため、ソフト使用者が複数名いる場合は注意が必要です。
freeeとマネーフォワードはプランによっては複数人で使用可能です。
続いて青色申告版(年間料金)です。
青色申告/年 | 弥生*1 | freee | マネーフォワード |
---|---|---|---|
ベーシック | 8,800円 | 11,760円 | 10,800円 |
スタンダード | 13,800円 | 23,760円 | 15,360円 |
プレミアム | 24,000円 | 39,800円 | 35,360円 |
freeeとマネーフォワードは白色・青色申告どちらにも対応しているため、料金は同じです。
値段だけで見ると弥生が1番お手頃ですが、freeeは搭載されている機能が豊富であったり、
マネーフォワードは「マネーフォワードクラウド」として契約するため、請求書や経費など他シリーズも利用することができます。
勤怠・給与も使えるから、
人を雇っている場合は便利だしお得
比較❷機能面
各社プランにより1.5〜3倍近く値段が異なりますが、それぞれどのような機能があるのでしょうか?
まずは1番重要な申告・作成機能から
申告・作成機能 | 弥生 | freee | マネーフォワード | |||
---|---|---|---|---|---|---|
対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | |
確定申告書 | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
青色申告 決算書 | 青色申告 全プラン | 白色申告 全プラン | 全プラン | – | 全プラン | – |
貸借対照表 損益計算書 | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
電子申告 | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
最大の目的である確定申告は、各社どのプランでも対応可能です。
青色申告に必要な決算書もやよいの白色申告以外は、日々の仕訳から自動計算で反映されます。
白色申告で必要な収支内訳書も作成できるよ!
また、電子申告はe-Taxを使わなくても3社とも独自のソフトから提出可能
一度データを書き出してe-Taxに取り込んで申告…という手間が省けるのはかなり嬉しいポイントですね!
続いて効率化機能です
効率化機能 | 弥生 | freee | マネーフォワード | |||
---|---|---|---|---|---|---|
対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | |
銀行・カード 連携 | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
領収書読込 スマホ撮影 | 全プラン | – | 全プラン | ベーシック 保存上限あり | 全プラン | – |
請求書等 作成 | 姉妹ソフト (Misoca) | 月10通まで 無料 | 全プラン | – | 全プラン | シリーズ 別ソフト |
取引に使う銀行やクレジットカード・電子マネーなどを登録すると、自動連携してくれます
カードの明細書を見ながら手作業で入力していたことを考えると、作業時間の削減に繋がりますね!
ただし、科目を修正したり、プライベートの品を購入した場合は削除したりとある程度手修正は必要です。
取引先からの入金はマネーフォワード公式の
YouTubeが分かりやすかったよ
完全に自動連携じゃないけど、操作は簡単!
現金で経費購入した場合、スマホで撮影して領収書内容を読み込める大変便利な機能ですが、こちらも3社とも全プラン使用可能!
ただし、freeeの1番安いプランは撮影した領収書の電子保存枚数は5枚までとなっています。
それぞれアプリをダウンロードする必要がありますが、スマホでできる手軽さはかなり魅力的です。
さらに領収書の文字を読み取って
科目の判定もしてくれる超便利機能!
取引先へ発行する請求書について
弥生は姉妹ソフトのMisocaを利用すると月10通まで無料で作成可能・弥生への連携も可能です。
どのプランも3社の中で最も安いので、ここは別料金だと割り切りましょう
とはいえ10通までは無料なので、取引先が少ないうちは料金がかからず使えます!
尚、freeeはソフト内・マネーフォワードはシリーズ内ソフトで作成することができます。
freee公式YouTubeに
一連の流れが乗っていたよ
最後にサポート機能です
サポート 機能 | 弥生 | freee | マネーフォワード | |||
---|---|---|---|---|---|---|
対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | |
WebFAQ | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
電話 | スタンダード* プレミアム | ベーシック | プレミアム | ベーシック スタンダード | プレミアム | ベーシック スタンダード |
メール | スタンダード プレミアム | ベーシック | 全プラン | – | 全プラン | – |
チャット | スタンダード プレミアム | ベーシック | 全プラン | – | 全プラン | – |
今まで3社のどの機能も大きく変わりませんでしたが、サポート面で差が出てきました。
電話サポートは、弥生はスタンダード・プレミアムのみ対応、freeeとマネーフォワードはプレミアムのみ対応です。
すぐに問い合わせたいときに電話対応がないのは
ちょっと不便に感じるな〜
メールとチャットサポートは、弥生はスタンダード・プレミアムのみ対応、freeeとマネーフォワードは全プラン対応です。
弥生の1番安いプランはサポートがなく、freeeとマネーフォワードは1番安いプランでもメールとチャットのサポートは使えるということですね
とはいえ公式HPのFAQやYouTubeで操作方法が載っているので、まずは試してみましょう!
\ 1年無料 / | \ 1ヶ月無料 / | \ 1ヶ月無料 / | |
比較❸帳簿画面
実際の画面がどのような感じか気になりますよね
手動で入力した画面と、より分かりやすい公式YouTubeを見てみましょう!
引用:弥生サイト
画面がシンプルなので、直感的に入力できます。
プルダウンから科目の説明を見れるため、簿記の知識がなくてもOK!
引用:freeeサイト
より直感的に入力できる画面となっています!
勘定科目をより細かくできるタグがあったり、備考欄で追記できる便利な機能がついています。
引用:マネーフォワードサイト
振替伝票入力は簿記の知識がないと最初は難しそうですが、順序立ててある簡単入力は分かりやすい!
ユーザーの理解度に合わせて伝票入力や簡単入力を選択できるのは、良心的ですね。
公式以外にもそれぞれのソフトに特化した
税理士さんが解説している動画もいっぱいあったよ〜
弥生・freee・マネーフォワードの口コミ
3社それぞれ遜色ない機能を持っていますが、ユーザーの使い心地はどうなのでしょうか?
今回はITrebiew様のサイトから口コミを引用しました!
共通して、クラウドは場所やデバイスを問わずアクセスできる利便性が好評です◎
弥生
まずは弥生のいい口コミから
会計初心者にありがたいソフトです!
良いポイント
優れている点・好きな機能
・簡単に入力ができる。
・クラウドなので、外出先からも入力が可能
・電話でのサポートが充実していて、レクチャーしてもらえるその理由
・かんたん取引というボタンがあり、そこから入力すると自動で仕分けをしてもらえるので、営業畑が長かった僕でもとっつき易いソフトです。
・出張先などの隙間時間を利用して操作ができる点が一番気に入っています。
・会計初心者で最初不安でしたが、サポート電話があり丁寧に教えてくれる所がすごく助かっています。改善してほしいポイント
改善して欲しいポイントはまだ使い始めたばかりなのであまり思いつきませんが、ミソカとの連携がもっと密になればなと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
クラウド上でソフトがあるので、いちいちバックアップするなどの作業が軽減されて良いです。
また出張中などに操作できるので、仕事の時間短縮に役立ちそうです。検討者へお勧めするポイント
創業後の1年間無償で利用しています。
https://www.itreview.jp/products/yayoikaikei-online/reviews/173278
創業仕立てでお金がかかるなか、非常にありがたいです。
またサポートも充実していて丁寧に教えてくれますのでお勧めします。
操作が簡単で簿記初心者でも使いやすいとの声が多くありました!
また、顧問税理士が導入しているケースだと、連携が取れてアドバイスがもらえる・顧問料が安くなるなどいいこと尽くめ
老舗のソフト会社ということもあり、サポートも非常に丁寧で安心して使用できるところが魅力的です。
次にデメリットを挙げている口コミです
小規模の会社・事業で使用するのに向いている
良いポイント
ブラウザで利用できるのでWindows・Mac・スマホなどの機種に依存することなく使用することができる。
銀行やクレジットカードの明細取り込みも自動で行えるのでとても楽です。
電子帳簿法に対応したレシートのアップロード機能がある為、とくに小規模事業者などは経理と合わせてこのソフトを利用することで対応が可能と思います。
レシートはスキャンデータから複数の項目を登録可能な為、コンビニなどでの利用時に1枚のレシートから軽減税率を分けたりする登録が可能で便利です。電子帳簿法に関してはファイルベースでの管理など一部ルールが緩和されましたが、面倒な内容なので専用のソフトで対応するのが良いです。
経理の日常業務としては充分な機能を持っています。改善してほしいポイント
このような形式のソフトウェアは1件ごとに登録・編集・複製などを行う仕組みになっているため同様の取引登録が面倒ですね。
銀行などの連携で取引リストを取得した場合は一覧から選んで簡易登録確定ができるのですが、複数の取引内容が合算されているようなケースだと個別対応が必要。
結局の所、エクセルなどで管理してCSVインポート機能と併用する流れになっています。
自作の定型が使えると便利だと思います。小規模事業者向けの決算書生成機能があると良いと思います。
この機能はデスクトップ版でも税理士事務所などのプロ向けでのみ提供されており、自社分のみ1件分出力はできないためコストパフォーマンスが悪いです。どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
日々のレシート管理などが経理業務で問題となっていましたが、電子帳簿法の適用に伴って管理するソフトウェアが必要な状態となっていました。
毎月溜まった領収書の束をエクセル化する業務がオンライン化することができ業務の効率化が出来ました。
また、損益レポートなどが随時確認できるため財務状況の把握も楽になりました。検討者へお勧めするポイント
小規模事業者であれば導入のメリットはあると思います。
https://www.itreview.jp/products/yayoikaikei-online/reviews/111881
税理士とのオンラインデータ連携も可能(税理士が対応している場合)なので税理士とのやり取りが楽になります。
特に電子帳簿法に対応するのは悩みの種となりますが、一旦このソフトの導入で回避できる可能性があります。
基本的な機能は十分だが、取引が多くなると取り込みデータの生成などが必要になるとのこと。
画面の読み込み時間がかかったり、ズーム機能が欲しい・電卓機能が微妙など使い勝手はやや不便だと感じる方もいらっしゃいます。
- 歴史があり安定感のあるソフトを使用したい
- 初期費用を抑えたい
- ソフトはほぼ1人で使用する
freee
続いてfreeeのいい口コミから
税額シミュレーションもできる
良いポイント
収支入力があっという間に終わるだけでなく、登録した日からその年度末での税額をシミュレーションしてもらえるため、青色申告もしくは白色申告した場合の予想納税額が自動で表示されます。
改善してほしいポイント
個人情報の関係で難しいかもしれませんが、ChatGPTのような機能が付いて、AIに税金関係の深掘りした相談ができると嬉しいですね
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
よく使う取引先様の名前などの情報を一度入力しておけば、あとは選択リストから選ぶだけのため、手書きや手入力のような面倒さがなくなり、スマホからでもサクサク収支入力ができます。そして、「すべてのレポート」欄から税額シミュレーションを使用すると来年度の納税額が分かるため、経費を使いすぎかどうかや、売上がいいかどうかを一目で確認できるため、業績の改善のための計画を練りやすくなり、前年度よりも業績をアップさせる意欲が高まりました。
https://www.itreview.jp/products/cloudkaikei-freee-enterpriseplan/reviews/177748
こちらも入力が分かりやすく、種類豊富な分析レポートで収支や納税額が分かるといった機能が好評です!
また、ソフト内にある請求書のおかげで作成から入金伝票まで完結できて、作業時間の大幅削減に成功された方も多いようです。
次にデメリットを挙げている口コミです
クラウドで複数人と共有できるのは良い点です
良いポイント
少人数でスタートする際、安価な価格で一通りの機能(経費精算+会計システム)を提供してくれるのは他社にない良いサービスを感じました。
また、今まで利用していた会計システムからの移行もcsvファイルがあればユーザー自身で行えるため、サービスの切り替えもスムーズに行えて良いです(Youtubeなどの無料動画でも紹介されていたので、操作しやすかったです)改善してほしいポイント
経費精算の伝票から仕訳を計上する際に、貸方と借方の勘定科目をマスタで登録された内容からしか登録することができず、今まで自由に設定出来ていた仕訳の計上がひと手間かかるようになってしまいました。
設定を工夫すれば登録ができるかもしれませんが、現状そのような登録方法が記載されていないため、仕訳の作成に時間がかかっております。経費精算から仕訳を作成する場合も手動で科目を修正することができるようになれば、特殊な仕訳などにも対応出来て使い勝手が向上するのでは、と思いました。どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
従来紙での経費精算でしたが、昨今のインボイス制度+電子帳簿保存法への対応がこちらのソフトで対応完了しました。
また、従来は紙から会計システムへの転記という二重入力が必要でしたが、申請者が登録した内容をそのまま仕訳として活用できるので、申請者・経理担当者双方の負担は軽減して業務効率が向上しました。検討者へお勧めするポイント
安価に経費精算システムと会計システムを導入するソフトとしておススメです。
https://www.itreview.jp/products/cloudkaikei-freee-enterpriseplan/reviews/182324
仕訳が自由にできない・会計に慣れている人にとっては伝票などが見づらいなどのご意見がありました。
初心者にも分かりやすく設計されている分、税務署の標準フォーマットではない帳簿があったりと知見者にとって逆に分かりにくい面もあるようです。
- 簿記の知識がなくても使えるソフトがいい
- シンプルで先進的なシステムが好き
- 請求書などソフト内で全て完結したい
マネーフォワード
最後にマネーフォワードのいい口コミから
マネーフォワード クラウド会計について
良いポイント
価格と機能性について、コストパフォーマンスが非常に高いです。
好みにもよりますが、某大手クラウド会計業者2社と比べても、使用感・機能・デザイン(この点は実は高ポイントです)等が、比べ物にならないくらい優れています(他社も利用した感想です)。
既存の会計ソフトに慣れている方であれば、絶対にマネーフォワードを採用した方がよいと断言できるくらい素晴らしいです。
改善してほしいポイント
合同会社に対応した決算書の作成は、かなり強く望みます。
株式会社対応のみの決算書ですと、細かい点で修正が必要なので・・。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
・マネーフォワード給与との連携がよい(法定福利費は納付書と1円もズレない)
・マネーフォワードクレジットカードとの連携は、ある意味早すぎるくらい即反映されるので、使用用途が分かりやすい
・使用感が抜群なので、使用していてイライラすることが無い
https://www.itreview.jp/products/mfcloudkaikei/reviews/165995
ソフトの操作性や使いやすいデザイン性が好評です。他社ソフトからの移行もスムーズとの声が多いです!
請求書や経費・給与などシリーズソフトが使えることも魅力的◎
次にデメリットを挙げている口コミです
とっつきにくい。がデータ管理したいなら良い。
良いポイント
各種口座やカードと連携して自動でデータが入ってくるのが良い。
MF請求書に入力する事で会計に自動的に取り込まれて扱いやすい。
決算期ごとにレポートを観れるので把握しやすい。
自動取得した項目には一度勘定科目を設定すれば次回以降
設定しなくてもよいのが楽。
色々な端末からログインできて編集も出来るのが良い。
ランニングコストが安いので気軽に始められるのがありがたいです。改善してほしいポイント
そもそも論で、簿記2~3級の知識が無ければ相当使いずらいのが不満。
もっと直感的に使えるようになれば良い。
個人事業主向け、中小企業向けなどに簡易版を作るとか。家計簿アプリとしてかなり秀逸な、マネーフォワード家計簿を連想して
使いだすと、入力項目や勘定科目の設定、借方貸方の処理などが分からず
最初からつまずく可能性あり。どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
データの共有が容易になり、担当者だけでなく
役職者がデータを共有できるようになったのがメリットです!
専用のソフトをインストールしなくても、いつでも色々な端末から確認できるので
見える化にすごく貢献しています。検討者へお勧めするポイント
エクセルを卒業して本格的にデータ管理をめざすなら良い。
https://www.itreview.jp/products/mfcloudkaikei/reviews/114720
PC、タブレット、スマホからでも扱えるので管理が楽。
簿記知識がある程度ないと慣れるまでに時間がかかるので、勉強を兼ねて使いたい方でなければ向いていません。
また、シリーズソフトが使えるのがお得な一方、ソフトを切り替える手間がかかると感じる場面もあるようです。
- 簿記の知識がある、覚えることに抵抗がない
- シリーズソフトを利用して会計以外の効率化も図りたい
- 事業を複数人で行なっている
【まとめ】老舗の弥生・急成長中のfreee・コスパに優れたマネーフォワード
今回はフリーランス・個人事業主の方に向けて、大手会計クラウドソフトの ”弥生・freee・マネーフォワード” の3社をおさえておきたいポイントごとに比較しました。
まず会計ソフトを導入する時期は大きく分けると事業開始当初からか事業を始めてしばらく経ってからです。
開始直後や利益が少ないうちは馴染みのあるエクセル形式で、売上・経費が分かればOK!
「帳簿 エクセル」で検索すると、国税庁HPや税理士事務所HPなどから無料でダウンロードできます。
どうしても手入力の手間がかかってしまうので、お金を出してでも手間を省きたい方や将来的に導入予定で早くソフトに慣れておきたい方は事業開始当初からソフト導入をオススメします。
上記以外は、事業を始めてしばらく経ち、青色申告で節税したいタイミングでソフトを導入すると良いでしょう。
節税したい=ある程度利益が出ている状態であり、青色申告のためには決算書や損益計算書・貸借対照表などかなり労力を要する書類が必要です。
白色申告より複雑で簿記の知識があっても難しいですが、ソフトを導入することでほぼ解決するのではないでしょうか
1番いいのは顧問税理士と同じソフトを使うこと!
連携すると細かいミスとかを早い段階で修正できるしね
税理士に任せていた部分をソフトで担うことで
顧問料が安くなることもあるよ
個人事業主が利用しているクラウド会計ソフトは、
弥生が52.8%で最も多く、次いでfreeeが26.0%、マネーフォワードが15.3%の順です。
会計ソフトの歴史は弥生が最も古く、freeeとマネーフォワードは新しく参入してきた会社です。
料金を比較すると…
年間料金*1 | 弥生*2 | freee | マネーフォワード | |
---|---|---|---|---|
白色申告 | 青色申告 | 白・青共通 | 白・青共通 | |
ベーシック | 0円 | 8,800円 | 11,760円 | 10,800円 |
スタンダード | 9,200円 | 13,800円 | 23,760円 | 15,360円 |
プレミアム | 16,800円 | 24,000円 | 39,800円 | 35,360円 |
申込先 |
弥生が最も安く、さらに初年度無料または半額キャンペーンも実施しています
資金がある老舗企業だからこそできるキャンペーン…?!
会計は年度で行うから1年間お試しできるのはありがたい!
白色申告の1番安いプランはずっと無料なので、まずは導入してみても良いのではないでしょうか。
パッと見ただけの料金だと安いのは弥生ですが、PC1台につき1ライセンスです。
つまり、複数人で別のPCから弥生を同時に使いたい場合は、2つ契約が必要ということ
自分だけ使う方だと問題ありませんが、複数人でソフト使用を考えている方は理解しておくことが大事です。
freeeとマネーフォワードはプランによっては複数人で使用可能です。
機能面を「申告・作成」「効率化」「サポート」で比較すると…
申告・作成機能 | 弥生 | freee | マネーフォワード | |||
---|---|---|---|---|---|---|
対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | |
確定申告書 | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
青色申告 決算書 | 青色申告 全プラン | 白色申告 全プラン | 全プラン | – | 全プラン | – |
貸借対照表 損益計算書 | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
電子申告 | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
最大の目的である確定申告関連は各社どのプランでも対応可能で、弥生の白色申告は収支内訳書も作成できます。
効率化機能 | 弥生 | freee | マネーフォワード | |||
---|---|---|---|---|---|---|
対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | |
銀行・カード 連携 | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
領収書読込 スマホ撮影 | 全プラン | – | 全プラン | ベーシック 保存上限あり | 全プラン | – |
請求書等 作成 | 姉妹ソフト (Misoca) | 月10通まで 無料 | 全プラン | – | 全プラン | シリーズ 別ソフト |
経費部分は銀行口座やクレジットカード・電子マネーで自動連携!細かな科目修正は必要ですが、次に反映できるようソフトが学習してくれます。
現金支払いした経費はスマホで領収書を読み込みが可能で、さらにクラウド上にデータを保存してくれます
freeeの1番安いプランでは、撮影した領収書データの保存枚数に上限があるので、たくさんある人は上位プランがオススメ。
請求書は弥生・マネーフォワードは別ソフトになるので、ソフト内で完結できるfreeeは優勢といえるのではないでしょうか。
さらに弥生は請求書作成が月10通が無料となるため、取引先が多い方にとっては少し不利になります。
サポート 機能 | 弥生 | freee | マネーフォワード | |||
---|---|---|---|---|---|---|
対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | |
WebFAQ | 全プラン | – | 全プラン | – | 全プラン | – |
電話 | スタンダード* プレミアム | ベーシック | プレミアム | ベーシック スタンダード | プレミアム | ベーシック スタンダード |
メール | スタンダード プレミアム | ベーシック | 全プラン | – | 全プラン | – |
チャット | スタンダード プレミアム | ベーシック | 全プラン | – | 全プラン | – |
電話サポートは、弥生はスタンダード・プレミアムのみ対応、freeeとマネーフォワードはプレミアムのみ対応です。
メールとチャットサポートは、弥生はスタンダード・プレミアムのみ対応、freeeとマネーフォワードは全プラン対応です。
帳簿画面はどれも直感的に使えそうですね
各社公式YouTubeの操作画面はこちらから!
弥生 | freee | マネーフォワード |
---|---|---|
どのソフトも遜色ない十分な機能が備わっていますが、使用しているユーザーの口コミも考慮した上で各社に向いている方は下記の通りです!
・歴史があり安定感のあるソフトを使用したい ・初期費用を抑えたい ・ソフトはほぼ1人で使用する | ・簿記の知識がなくても使えるソフトがいい ・シンプルで先進的なシステムが好き ・請求書などソフト内で全て完結したい | ・簿記の知識がある、覚えることに抵抗がない ・シリーズソフト利用で会計以外の効率化も図りたい ・事業を複数人で行なっている | |
あなたに合ったソフトを導入することで、よりよい経営に繋がれば嬉しいです